日々の暮らしの中で、自分自身やこれからのことをゆっくりと考える時間を持てていますか?
「先のことを考える余裕がない」「考えると不安になる」という方もいるかもしれません。
そんな方はまず、自分が今何を一番大切に思っているのか、どんな時間を過ごしている時が好きかを考えてみましょう。
それが「人生会議(ACP)」のはじめの一歩です。
1.「人生会議(ACP)」とは
「人生会議(ACP)」とは、
自分が何を大切にしていてどう生きたいのか、
どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え
家族や友人など信頼できる人と話し合うこと。
自分らしい生活を送り、自分が望む医療やケアを受けるための重要な助けとなります。

2.「自分が大切に思っていること」を考える
まずは、自分が何に幸せを感じるのか、何をしている時にワクワクした気持ちになるのかを考えてみましょう。
「自分が大切に思っていること」が少しずつ見えてきませんか?
- 家族や友人と一緒に過ごす時間
- 1人でのんびりと過ごすひととき
- 仕事や自分なりの役割を続けること
- 新しいことにチャレンジすること
- 好きなことを楽しむ時間
人それぞれ大切に思うことは異なります。
また、ライフステージによって1番大切なものが変わることもあるでしょう。
3.信頼できる人に、自分の考えを伝える
自分の中でいくつかの考えがまとまったら、それをあなたの大切な人に話してみましょう。
考えは時とともに変わるものです。
自分のタイミングで何度でも、今の率直な気持ちを伝えることが大切です。
繰り返し「自分で考え、伝える」ことで、自分らしい生活の実現につながり、
「もしものとき」にあなたの大切な人の心の負担を軽くすることもできます。
4.まとめ
まずは、「自分にとって大切なものは何か?」ゆったりと考える時間をつくることから始めましょう。
それが「人生会議(ACP)」のスタートであり、自分らしい、より豊かな生活への第一歩となります。
出典
”「人生会議」してみませんか” 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html