これからの、高齢者サポートサービスを知る

こんな場面、思い当たることはありませんか?

「買い物に行きたいけど、一人だと少し不安」
「もし入院や施設入所が必要になったら、誰に手続きを頼めばいいんだろう」

いま、こうした小さな不安を抱えながら暮らしている方が増えています。

家族が近くにいない。頼れる人が限られている。
そんな状況は、決して特別なことではありません。

そこで注目されているのが、「高齢者等終身サポート事業」です。

日々のちょっとしたお手伝いから、入院・施設入所の手続き、
さらにはその先の備えまで、継続して支えてくれる仕組みです。

今回は、「高齢者等終身サポート事業」について知り、
選ぶときに気をつけたいポイントと、
いざ利用を考えたときにどこに相談すればよいのかを、わかりやすくお伝えします。

1.高齢者等終身サポート事業とは

高齢者だけの世帯が増えるなか、
「近くに頼れる家族がいない」という方も増えています。

そうした方が安心して暮らし続けられるように、
家族・親族の代わりとなって、有償でサポートしてくれるサービス
「高齢者等終身サポート事業」です。

受けられるサービスは、主に次の3つです。

ただし、サービスの内容や組み合わせは事業者によって違います。
「どこまでお願いできるのか」は、契約前にしっかりと確認することが大切です。

2.事業者と話す前に、考えておきたいこと

このサービスは、契約が長期にわたることや、
判断能力の低下が心配される方を対象としていることから、まだまだ課題も多いです。

そのため、安心して利用できるように、
国から「ガイドライン」「チェックリスト」が示されています。

こうした内容を参考にしながら、
まずは自分がどのような支援を必要としているのかを整理することが大切です。

また、説明を受けたときに
「よくわからない」「なんとなく不安」と感じることがあれば、
そのままにせず、家族や周りの人に相談しましょう。

疑問や不安が残ったまま、契約を進めないこと。
それが、安心して利用するための基本です。

3.迷ったときは、一人で決めない

「本当にこのサービスが必要なのかな」
「説明を聞いても、よくわからない」

そんなときは、一人で決めず、第三者の意見も聞いてみましょう。

困りごとを抱えて誰に相談したらよいかわからないとき、
まずは地域包括支援センター(包括)が身近な窓口になります。
判断する能力が不十分になった場合に活用される、成年後見制度についても教えてもらえます。

医療や介護サービスを利用している方は、
かかりつけ医担当のケアマネージャーにも相談しやすいでしょう。

また、可能であれば、家族にもサービスの内容を伝えておきましょう。
いざという時の家族の戸惑いや、事業者との行き違いを防ぎやすくなります。

4.まとめ

高齢者等終身サポート事業は、
年を重ねても、自分の好きな場所で、安心して暮らし続けるための支援のひとつです。

困ったときに相談できる場所や、利用できるサービス・支援を知っておくこと。
そして、自分に合った方法を、自分で選んでいくこと。
そうすることで、自分らしい暮らしは、きっと守っていけます。

出典

出典:いわゆる「高齢者等終身サポート事業」の利用に関する注意点(消費者庁)
  https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_018